「光冷暖」をおすすめします |株式会社エヌテック|SE構法とパッシブデザインで安全と快適を追求する広島の注文住宅工務店

「光冷暖」をおすすめします

「光冷暖システム」は、風もなく、音もない、「熱の放射」を利用した暖冷房機器です。

エヌテックが光冷暖に出会ったのは、2013年の7月のことでした。軽量鉄骨系のご実家をリフォームして2世帯住宅にしたいというご相談があり、当初は、「そよ風」の導入をご希望されていました。しかし、屋根形状が寄せ棟のため集熱パネルの搭載が難しいなどで断念せざるを得ませんでした。また、「エアコンの暖房は風が苦手」というお客さまの意向から、ガスや電気を熱源とする床暖房や、各種燃料系のストーブ、ガスエアコンもしくはガスファンヒーターなども検討しましたが、燃料の補給やコストの関係で導入は見送られました。

このような中、当社と同じく「重量木骨の家」メンバーである関西の工務店さんが導入されていると聞いたのが「光冷暖システム」だったのです。早速、私たちは福岡にあるメーカーのモデルハウスを訪問しました。

そこで体感したのは、聞いていた通り、玄関を入った瞬間にひんやりとしていて無風無音。広い室内が、均一に冷やされていました。この冷暖房方式は「放射(以前は輻射と言っていた)」を利用したもので、ヨーロッパなどでは住宅やホテルなど、広く普及している方式です。また、国内でも一部の住宅で採用されていますが、コストの関係から広く普及するには至っていないのが現状です。

「『放射』は、空気を介さないことで、空気が動かない。よって、風が起こらないから風による不快感がない」。高断熱高気密により熱を逃がさず、また、夏の熱い日射を入れない設計を基本としているエヌテックにとって、冷暖房の機器に何を採用するかが検討課題でしたが、光冷暖の冷暖房手法は非常に合理的であり、理想の室内環境を作るのに近いものだったのです。

光冷暖システムについて、少しばかり解説します。
このシステムは福岡県に本社があるAnnyGroupという会社の創業者で代表である二枝崇治社長が開発したシステムです。同社は、もともと、石の癒(いしのゆ)という岩盤浴をチェーン展開しているのですが、同社の施設は使用後も部屋が汗臭くならないと評判になったことがヒントとなり、九州工業大学と共同で冷暖房機器としての開発に取り組んだのが始まりです。
冷暖房システムの展開は2008年からスタートし(システムに対し、特許取得)今では、全国の工務店が手がける住宅を始め海外でも採用、特許取得、日本全国で多数の施設などにも導入されています。
さらに、2014年12月には、環境省が選定する「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」の技術開発・製品化部門で環境大臣表彰を受賞。人にだけでなく、環境にもやさしい冷暖房システムなのです。

『光冷暖システムは、従来のエアコンのように、送風によって空気を暖めたり冷やしたりするものではありません。光冷暖機(ラジエータ)の表面や壁や天井に特殊なコーティングを行い、人が発する熱量の移動によって室内の温度をコントロールするシステムです。
風を起こさない冷暖房システムの為、乾燥や冷えなどの心配もなく、ウイルスや細菌の拡散の予防にも繋がる画期的なシステムです。』(AnnyGroup 公式サイトより)

少々難しい話になりましたが、「放射型冷暖房」とは、「熱は、高い方から低い方へ移動する」という性質を利用して、空気等を介さず、物質間での熱のやり取りを直接行なうことにより、冷やしたり暖めたりする方法です。

なお、熱源となるヒートポンプユニットは、室外に設置されており、熱源で暖められた(冷やされた)不凍液が室内のラジエータを通って遠赤外線が放射され室内が暖かく(涼しく)なります。
放射型と言われる冷暖房システムは、いずれも外に熱源を設置し、室内に設置するラジエータへ暖めたり冷やしたりした不凍液を流して放射によって冷暖房をするという基本はほぼ同じですが、光冷暖が他の放射型と大きく違う点は、特殊なセラミックをラジエータと内装に使用することで、ラジエータの台数が少なくても、広い範囲の冷暖房が可能であるという点です。(セラミックコーティングに関する部分が特許を取得しています。)

実際に体感すると、無音のラジエータがあるだけなのに、部屋全体が適度に暖かい(涼しい)ことに驚きます。なかでも夏の「高原にいるような、さわやかな室内環境」は、特筆に値します。
光冷暖の冷房は、室内の暖かい空気が冷やされたラジエータに触れて「結露」が起こり、除湿の役割を果たします。つまり、冷やしつつ、除湿も行うため、さわやかな環境が実現できるのです。

ただし、放射型冷暖房は、広い範囲を温度ムラを少なく冷暖房するのに適している反面、即効性がない点と、局所の冷暖には向いていないという弱点もあります。そのため、ライフスタイルや季節に応じてタイマー設定を利用したり、局所的に夏は扇風機利用を、冬はこたつなどとの併用もおすすめです。

最後になりますが、光冷暖は、当社の打ち合わせルーム「ギャラリー檪」で、その実際を体感いただくことができます。「百聞は一見にしかず」お気軽に「ギャラリー檪」へお越しください。

光冷暖公式サイト
http://www.a-hikari.com

AnnyGroupホームページ
http://www.anny.co.jp