「OMソーラー」と「そよ風」 |株式会社エヌテック|SE構法とパッシブデザインで安全と快適を追求する広島の注文住宅工務店

「OMソーラー」と「そよ風」

この2つのシステムは、いずれも「空気集熱式床暖房換気システム」と言われる、太陽の熱を使って暖房(床暖房)と換気を行い、かつ、夏季は給湯も可能というものです。エヌテックでは、1999年から「OMソーラー」を、2009年からは「そよ風」の導入に取り組んでいます。

エヌテック(創業当時は「エヌテック住建」)を立ち上げた1996年(平成8年)当時、冷暖房は、エアコン、ファンヒーター、ストーブなどが主流で、ごく一部の資金的に余裕のある方が床暖房やセントラルヒーティングを導入されていました。
間取りに「広いリビング」や「リビング階段」などが求められはじめるにつれ、広い空間を暖める手法が必要となり、そこで知ったのが「OMソーラーシステム」でした。

OMソーラーは、東京芸術大学名誉教授の奥村昭雄先生が発案したシステムです。太陽の熱を屋根で集めて床下に送られ、暖かく軽くなった空気は床を暖めながら床下を通じて1階の幅広い部分に広がる。また、床に設けた吹き出し口から上昇して、吹き抜け空間などを通して家中に行き渡る、という仕組みです。

1987年に、太陽による日射量が豊富な浜松市でOMソーラー協会がスタートしました。エヌテックが加盟したのは1999年のことです。その際に、特に素晴らしいと思ったのは、「蓄熱」= 熱を貯める = 暖かさが持続するという、今までにない発想です。暖めるのは当たり前でしたが、”熱を貯めて持続させる”という発想は、世の中にありませんでした。また、冬に暖かい空気を導入することで、窓を開けていなくても換気ができる点も画期的でした。もちろん、自然エネルギーを利用するため、省エネにもなります。
OMソーラーは、これまでに、約25,000棟あまりの住宅、約650件もの施設にも導入されています。自然エネルギーを利用した暖房システムとして実績数は最大を誇ります。

2004年には、太陽熱利用を特定の組織に限定されず幅広い利用者への提供をと、環境創機株式会社によって「そよ風」がスタートします。そよ風の特徴は、OMソーラーよりシンプルであることと、太陽熱利用の課題でもあった「夏の仕組み」に取り組んでいる点です。
エヌテックは、2008年から太陽熱利用システムでは、「そよ風」に取り組んでいます。OMソーラー、そよ風を導入いただいたお客様のお住まいへ伺うと、天気が良い日は特に「床が冷たくない」ことに今でも感激します。ほとんどのお子様は冬も裸足ですし、来客用スリッパを出されることもまずありません。外気導入により、換気ができているため匂い(生活臭)がほとんどないことも驚きます。

しかし、自然エネルギー利用には問題点もあります。最大のネックは、「自然」が相手であるということです。「太陽熱」である限り、太陽が出ていなければ夜はもちろん日中も稼働しません。
したがって、天候によっては、全く使えないことも想定しておかなければならない点です。また、夏の快適な過ごし方には、太陽熱利用での答えは出ていません。
しかし、秋口から翌年春までの約半年間を、太陽の「熱エネルギー」で、省エネルギーを実現しながら快適な温熱環境を作り出す「そよ風」には、多くのメリットがあると考えています。

「そよ風ヒストリー」↓(環境創機株式会社HPより)
http://www.kankyosouki.co.jp/aboutus/history.html