洗面の明かり。
第5,391回 設計・広報企画部の木村です。
照明器具の計画の際、毎回悩ましく思うのが洗面まわりの照明です。
実はお引渡し前に必ず行う社内検査でもよく議題に挙がります。
洗面所の空間を照らす上からの光と、洗面には必須の鏡を考慮してどのように照明を取り付けるか物件ごとに
お客様のご要望などもうかがい、悩み考えているところです。
最も多いケースは、このように鏡が正面にあり鏡の上にブラケットライトと呼ばれる壁付けタイプの照明を設置しています。
洗面台の正面に立った時、壁付け照明の上からの光で顔まわりを明るく照らすようなイメージです。
似たケースでは、壁付け照明の上からの光ですが、窓を設けている事もよくあります。
この場合鏡は横の壁または窓の隣に設置する形になっています。
正面に窓を設けていると晴れた日であれば日中は照明無しで洗面を使うことができますね。
壁付け照明の他には、間接照明としてよく使用する細長い形状の照明を鏡の上や横に取り付けたケースもあります。
壁付け照明と比べると発光する範囲も多いので、その分光量もしっかり確保できます。
細長い形状になるので、見た目の印象としてはすっきりとしたスタイリッシュなイメージでしょうか。
社内検査ではよく意匠的な所と十分な明るさかについて話し合います。
洗面まわりの照明を考えるときは、
そのお住まいのプランや洗面カウンターのデザインや仕様にとって計画は様々ですが、
見た目のデザイン性や、適当な光量のある物を選定して最善な形をお客様と一緒に考えていきたいと思います。