戸袋
第5,466回 リモートスタッフの渡辺です。
戸袋は引戸を収納しておくためのものです。
室内の引戸を壁の中に引き込むための戸袋もあれば、外部の雨戸に戸袋を取り付けたり完全にサッシをしまい込むために設けることもあります。
窓と窓を戸袋で繋げ一体にすることにより外観の印象を横長に見せることも出来るので、
外観デザインを考慮して戸袋を設けることもあります。
エヌテックの住宅の事例をいくつかご紹介します。
こちらの平屋のお住まいでは、大きな掃き出し引き込み窓を収納するための戸袋を設けています。
窓をすべて戸袋に収納すると視界を遮るものが何もないので、室内側から外を見るととてもすっきりとした空間となります。
戸袋までが大きな窓のように見え、外観を印象付けるものともなっています。
こちらは2階の引違い窓の雨戸を収納するものとして設けた戸袋。
同じ色の戸袋をサイドに設け庇をつなげて掛けることによりアクセントとなり、
大きな壁面が間延びすることなく印象的な外観となりました。
戸袋は実用的な側面だけでなく、重心の低い落ち着いた外観にしたり、全体のバランスの良い外観とするなど
見た目の印象を左右するものでもあることが分かりますね。
設計の谷口も、毎回パースやスケッチで印象を確かめながら綿密に検討しています。
様々な施工例を見る時には、「戸袋」の有り無しやその効果に注目して調べてみてください。