広島県工務店協会セミナー
第5,523回 設計の谷口です。
今日は3月11日。
12年前は金曜日で、廿日市市のお客様の棟上げが行われ、夕方からは協力業者会「エヌテックワークス」が行われていました。
棟上げから事務所に戻ると、社長から「東北で地震があって大変なことになっているぞ」と話があり、パソコンを開くと驚くような映像が流れていたり、エヌテックワークスでもそのことが話題に上がったことを今でも覚えています。
その後、原発事故が発生し日本のエネルギー事情は現在に至るまで大きく様変わりしました。
ロシアの戦争の影響もあり、住宅価格の高騰やエネルギー需要の問題が起こり、私たちのように家づくりに携わる人間にとっても、これから一体どうなっていくのだろう?と不安が一掃される日は当面やってくる気配がありません。
お客様にとっても、住宅価格やエネルギー価格の高騰はいよいよ切実な問題となってきました。
私たち、家を提供する立場の人間がこれから何を考えて仕事を行っていくべきなのか?
そんな考察の一助となればという主旨もあり、昨日は広島県工務店協会主催のセミナーで弊社代表の野坂が講義を行いました。
実は、第一回目を2月に開催し、昨日は第二回目のセミナーでした。
セミナーの内容は、断熱、気密、結露、換気、太陽光などなど。
工務店協会の会長からセミナーの打診が昨年末にあり、これまで弊社が勉強してきたことを社長の口から直々に聞ける、私にとっても大変貴重な講義内容となりました。
4月には第三回目も開催予定で、これまで参加された各社ごとにセミナーの成果発表を行います。
同じ県内のライバル会社同士ですが、こうやってお互いを高め合う場があるのは、広島県工務店協会ならではだと思います。
未来志向の家づくりが、私たち工務店によって実は勧められている事実があるんですね。
大きな企業ではなかなか実現できない、フットワークの機敏さも私たちのような中小企業の工務店のメリットだと感じています。