基礎の大切さ。
第5,577回 現場監督の神田です。
安佐南区で進捗しているアパート新築工事の打ち合わせを着々と進めております。
現在、進んでいる地盤改良工事後は、基礎工事が着工します。
一般的な在来工法では、基礎の上に土台を敷いてその上に柱が建っていきますが
エヌテックで採用しているSE構法では、基礎の中に入れ込んでいるアンカーボルトで柱脚金物と呼ばれる部材を基礎と連結させ、柱脚金物と主要な柱を連結しています。
柱と基礎が直接取り付けられることにより、地震などの横からの力に強く、建物を支えます。
また、基礎幅も建築基準法で決まっている最低寸法は12cmであり、
多くの住宅会社さんでは15cmなのが一般的ですが、エヌテックでは18cmで施工しています。
基礎幅が大きい事で、どんなメリットがあるの?と思われるかもしれません。
その主な理由としては、アルカリ性であるコンクリートが長い年月を掛けて雨や紫外線に曝されることにより、コンクリートの内部のカルシウム化合物が大気中の二酸化炭素と反応し、徐々に中性化していくことで、コンクリート内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートがひび割れや剥離を起こす危険性が高くなります。
鉄筋の表面からコンクリートの表面までの厚さをかぶり厚さと呼びます。
場所によって、かぶり厚さの規定は違いますが、最大で6cmが必要となっています。
ですので、かぶり厚さを厚くする事により、基礎を長寿命化させる事ができます。
厚すぎても違う弊害が出てきてしまうので、厚くすれば良いと言う訳ではないのですが
こちらは、またの機会にご紹介します。
どれだけ建物が頑丈でも、基礎が壊れてしまっては建物も倒れてしまいます。
こういった理由からエヌテックでは、かぶり厚さを多くとるために基礎幅を18cmにしています。
耐震性があり、超寿命な家を建てるために様々な工夫をしていますので、
お気になられる方は、是非、弊社で開催しておりますハツイエセミナーにご参加下さい。