風通しのいい家にするために。
第4,099回 設計の渡辺です。
朝晩は、涼しくひんやりしていて快適ですが、
日中は日差しが強くと気温が上がり、夏を感じさせるほどです。
今年の夏はどのくらい暑くなるのでしょうか?
暑い夏の間、家の中を少しでも快適に出来たらいいと感じます。
そのためには、「風通しのいい家」であることは、重要な要素になります。
しかし、窓が大きいから風がたくさん入る、窓がたくさん付いているから風がたくさん入る、というわけではありません。
むしろ、風が吹いている方向に対して窓を設け、きちんと開けて、入った風の逃げ道を作ってあげることがとても大切です。
といっても、目に見えない風、条件によって変わる風なので、そんなに簡単に「風を読む」ことはできませんが…。
エヌテックでは、敷地や周囲に吹く風を出来るだけ理解して、窓の位置を決め、設計に反映しています。
↓通風シュミレーションで、風の抜け方、窓の位置などを検討中。
縦開き窓にして、周囲に吹いている風を室内に呼び入れてみたり、入口と出口の窓に高低差を設けたり。
手法は様々あり、正解というのがはっきり分からない部分ではありますが、
風を読み解くことは、とても奥が深い過程だと感じます。
私も、身の回りにある風や太陽の熱や光を、きちんとキャッチできるようになりたいと思います。