不思議な植物
第5,901回 リモートスタッフの渡辺です。
世界には本当に色々な植物や動物があります。
先週ご紹介した高知の牧野植物園で面白い植物に出会ったのでご紹介します。
こちらオオオニバスというスイレン科の植物で、葉が直径2m以上の大きさになります。
小さな子供であればこの葉の上に乗ることも出来るとても不思議なスイレンです。
夕方から早朝にかけて綺麗な花も咲くそうです。
植物園ではこの葉の裏側を観察することができます。
とげのある葉脈が張り巡らされています。
厚みのある葉脈に空気が溜まるので、大きな葉も浮くことができるそうです。
さらに葉脈の中にもストロー状の管があるので、それが浮袋のような役割をはたしているようです。
そして雨の時でも葉の縁部分に切れ込みがあるので、水が溜まることなく排出されるのだそう。
本当によくできていますよね。
この構造を参考に色々な製品や建築物に応用しているようです。
不思議な植物ですが、構造を知るとさらにすごいなあと驚きました。
広島市植物園でも育てられていて、8月にはオオオニバスの上に試乗できる機会もあるそうです。
機会があればぜひ見てみてください。