空き家率
第5,912回 不動産事業部の神田です。
総務省が2024年4月30日に、令和5年住宅・土地統計調査住宅数概数集計結果(速報値)を発表しました。
全国の都道府県の総住宅数、空き家数などを確定値に先駆けて公表した結果です。
確定値は2024年の9月頃に公表予定となっております。
日本の総住宅数と空き家数の関係は、日本の住宅市場と人口動態に関する重要な問題です。
総住宅数は、国内に存在するすべての住宅を指し、空き家数はそのうち居住者がいない住宅の数を示します。
結果としては、
2023年10月1日付けの日本の総住戸数は6,502万戸で、前回調査の2018年から4.2%(261万戸)増加しており
空き屋数は2023年に900万戸に達し、2018年の849万戸から51万戸増加しております。
空き家率が13.8%と過去最高となっており、西日本での空き家割合が多い傾向となっております。
では、私達の暮らす広島県はどうでしょうか?
2023年10月1日付けの広島の総住戸数は146万戸で、前回調査の2018年から2.3%(3万戸)増加しており
空き家数は2023年に23万戸で、2018年の21万戸から2万戸増加しております。
空き家率は15.8%と全国的に見ると平均に近い数値となっており広島県も直面している問題かと思います。
少子高齢化や人口減少、都市集中化、住宅の過剰供給など空き家率が高くなる要因は様々かと思いますが
このまま空き家率が高くなっていくと手入れがされていない住宅が増え、倒壊などのリスクを抱えながらも放置され
街が衰退していくことが懸念されます。
国としても空き家相続特例などの政策を打ち出し、対策を進めていますがまだまだ十分とは言えない状況下です。
先日、谷口のブログでもご紹介させていただきましたが古民家をリノベーションし、
住まいや想いを紡ぐことがこれからの日本では非常に重要になってくると思います。
日本を空き家で溢れ返させないためにも
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