パッシブデザイン勉強会⑨
第4,138回 設計部の大津です。
先週の勉強会はお休みでしたが、今週は開催され
9回目となるパッシブデザイン勉強会が行われました。
今回のテーマは「窓の考え方」についてです。
「快適・健康」にすごしていくためには、建物全体だけではなく窓についても考えないといけません。
窓にはいくつか種類があり「アルミサッシ」「アルミと樹脂の複合サッシ」「樹脂サッシ」などがあります。
エヌテックでは、樹脂サッシ(シャノン)+トリプルガラス+Low-eアルゴンガス入の窓を採用しています。
(窓の性能・設ける方角などによって、採用する窓は変わってきますので詳しくはこちらをどうぞ)
〈南面の窓を考える〉
冬では、日射を多く取り入れたい、でも夏は、あまり日射を取り入れたくないですよね。
季節によって太陽の位置が異なるため、いつ日射を取り入れていつ遮るかは下の写真をみると分かります。
夏の太陽は高い位置にあるため軒や庇などがあれば遮ることが出来ます。
逆に冬の太陽は低い位置にあるため、多くの日射を取り入れることが出来ます。
そのため、南面の窓は冬の事を優先すると日射を取り入れやすい窓にするのが良いという事が分かります。
そうすると夏に関しては、軒や庇を利用する、外付けの部材を利用する事が必要になってきます。
また、夏を優先して日射を取り入れにくくする事もできます。
ですが、そうすると冬を考えた時にどうやって日射を取り入れたらよいのか考える必要があります。
はじめの方にも書いたように窓の種類は、窓の性能や設ける方角によって変わります。
そのことも考えて窓を選んでいけば、より良い建物が出来ると思います。