灯りのある平和な日常
第4,155回 設計の谷口です。
先日、照明器具メーカーのDAIKO電気さんが主催するセミナーに参加しました。
照明器具をほんの少し考慮することで、例えば庭と室内空間とが連続的に見える手法や
夜の雰囲気をさらに上質なものへと変化させる手法などを学びました。
照明の良し悪しを判断する能力を高めるには、夜の現場に足を運ぶしか方法はありません。
その積み重ねで、根拠を持った照明提案が出来るようになると感じました。
実践していきたいと思います。
また、DAIKO電気のスタッフの方から、展示内容がリニューアルされた原爆資料館について少しお話を伺いました。
照度を均一にするためにご苦労されたり、ランダムに並んだパネル展示をより印象的なものへと表現させるためのライティングを駆使されたりと照明による演出の効果も感じながら、セミナー後に私も原爆資料館を訪れました。
(撮影はしていませんので、ぜひ原爆資料館で体感してみて下さい。)
平日だったので、小中高生もたくさん見学に来ていて、みなさんそれぞれに感じ取るものがあるような表情をされていました。
私も広島にいながら、数年ぶりの資料館でした。
今生きていることのありがたさを実感するとともに、子を持つ親として、未来への不安も感じながらの見学となりました。
語り継ぐことの大切さを感じる展示を見て、私もいつかは子供と一緒に再訪しようと思います。