パッシブデザイン勉強会⑫
第4,161回 設計部の大津です。
今回のテーマは「熱の動き」についてです。
まず、熱の伝わり方についてです。
そもそも熱は、高い方から低い方へと動きます。
そのことを知っている人は多いかもしれませんが…
熱の伝わり方には、次のようなものがあります。
熱伝導…熱が物質によって運ばれる現象の事。
対流…熱が温度差によって生じた流体(液体や気体)の移動によって運ばれる現象の事。
熱放射…熱が放射線(電磁波)によって運ばれる現象の事。
(更に詳しく知りたい方はこちらをどうぞ)
次に、熱の動きについてです。
パッシブデザイン勉強会⑥でも熱移動について少し書きました。
上の写真のように家から逃げいく熱の量は多いです。
熱は、屋根(天井)/壁/窓/床(基礎)/換気によって移動します。
特に窓は、熱の移動する量が他に比べて多く
パッシブデザインを考えていく上で、とても重要な部分になります。
最後に、熱がどこからどこに動くのかわかってきたところで…
それらを考えつつ、窓をどのくらい設けるか、どのくらいの大きさにするか等考えて検討していきます。