内障子
第4,326回 設計の谷口です。
窓周りのご提案としていくつかありますが、今月末にお引き渡しを行う安佐南区山本のO様邸では、内障子を採用致しました。
和紙を通した明かりがもたらす室内の陰影は、日本人のDNAに訴えかけるとても素敵な空間です。
O様邸では、その障子を雪見障子とすることで、晴れている時は太陽光が室内に直接入り込むようになっています。
パッシブデザインを意識した障子のしかけです。
ただ、内障子にされる場合は設計段階からご相談いただけると助かります。
障子を動かすためには、窓枠に溝の加工をしておく必要があるためです。
障子紙には、普通の障子紙の5倍の強度を持つ強化和紙「タフ・トップ」を使っています。
格子の組み方はオーソドックスなデザインとしていますが、ご希望によってはいろいろと変化させることも可能です。
やっぱり木の家には内障子もよく似合いますね。