1985ひろしま(2)
第4,412回 設計の谷口です。
先日の大津のブログでは、1985アクションナビをご紹介しました。
この活動の母体である、一般社団法人Forward to 1985 energy lifeでは、地域省エネルギーアドバイザー拠点制度を運営しており、先日は広島の拠点メンバーが集まる会が開催されました。
前回はエヌテックが幹事となり、私達が手かげた建物を見学したり、普段の取り組みを発表したりしました。
(前回の様子はこちらからどうぞ。)
今回は、広島市佐伯区に事務所を構える一級建築士事務所ラーバンさんにお邪魔しました。
佐伯区の石内で偶然見かけたという蔵付きの古民家を購入され、自宅兼事務所として素敵な雰囲気に改修していました。
中でも驚いたのが、蔵の中にあるまるで宙に浮いたような茶室です。
全体像がわからない写真で恐れ入りますが、ガラスの床のアプローチを渡っていきます。
丁寧に組まれた小舞とそこから漏れる明かりがとてもきれいでした。
一通り見学し、次は代表の下田さんの息子である下田晋祐さんによる、スイス・ドイツ視察報告会が行われました。
今年の1月に行かれたそうで、濃密なスケジュールの中からピックアップして先進的な事例をご紹介いただきました。
これからの時代に求められる「持続可能性」を実感する建物は、「蓄熱」や「調湿」が抜群で、下田さんの言葉やスライドを観て、私達もなんだか行った気になれる、素晴らしい時間でした。
このように、これからも工務店や設計事務所同士が互いに情報交換し、広島の地で素敵な建物や素敵な暮らしが少しでも増えるよう努めてまいります。