【気密性が高いと何が良いの?】
皆様、こんにちは。エヌテックです。
エヌテックでは、気密測定を一邸ごとに実施しており、
C値(相当隙間面積)の目標を1.0㎠/㎡以下にしています。
では、気密性が高い家は何が良いの?
という事をお伝えしていきたいと思います。
住宅の気密とは、簡単にいえば隙間を減らして密閉性を高めることです。
気密性を高めるためには、採用する部材をきちんと計画するのはもちろんですが、
防湿シート、断熱材、気密テープなどを使用して、
隙間を丁寧に埋める施工技術が必要になります。
どれだけ良い材料を使用しても、施工する際に隙間が出来ると
意味がなくなってしまいますよね。
しっかりと気密性を確保した上でのメリットはたくさんあります。
一番は「省エネルギーで快適に暮らせる」ことです。
断熱性とも関係してきますが、
気密性の高い家は、外部の影響を受けにくく、
室内の温度を快適に保つことが出来ます。
また、壁の中の結露を防ぐという点もあります。
気密性の低い家だと、外からの湿度の影響を受けて、
室内の湿度も上がってしまいます。
ということは、同時に壁の中にも湿気が入ってしまっているのです。
壁の中にある断熱材が湿気を含むと、
少しずつ重みで沈んでいき、本来の断熱性能を発揮できなくなります。
また、壁の中が湿度の高い状態が続くと建材がカビてしまい、
住宅の老朽化が進んでしまうのです。
そして、気密性の高い家は、外からの影響を受けにくい為、
室内の空気を効率よく換気することが出来ます。
快適な家づくりは、性能や材料、建てる地域など全体のバランスを
最適にすることで実現します。