省スペースでも、快適に。
第4,816回 設計の渡辺です。
日本の狭小住宅を改修する際、必要な部屋数をすべて確保すると、
スペースが足りなくなったり、広く取りたいリビングなどにも影響が出て、
なんとも使い勝手の悪い家になってしまいます。
その際、兼用できるいくつかの部屋を1ルームとして計画することも、
スペースを有効に活用する方法の一つです。
エヌテックで昨年改修工事を行ったお宅では、
洗面所、脱衣室、洗濯室、トイレを1ルームとして計画しました。
2.25m×1.8mの部屋に、4つの要素を置いて計画すると、
この中で多くの作業が完結し、とても便利な空間となりました。
間仕切り壁や扉、余分な照明なども必要なくなり、コストダウンにも繋がりました。
便器の横には、高さ1メートルほどの引戸を設けて、程よく空間が仕切る工夫もしています。
トイレを利用していないときは引戸を引き込んで、便器の向かいにある洗濯室スペースを広く確保したり。
空間に広がりを持たせることも出来ています。
少し狭いと感じる空間であっても、計画次第で、満足できるお家に仕上げていくことが出来ます。
間取りの変更や使い勝手を良くしたいとお悩みの方など、ぜひご相談下さい。