見えないからこそ丁寧に
第4,835回 設計の谷口です。
東広島市寺家(じけ)で新築工事中のY様邸。
重常建設さんによる基礎工事が進んでいます。
綺麗な鉄筋が組まれた様子に、職人の丁寧さを感じます。
今回は床下エアコンを予定しているので、基礎が立ち上がる部分を出来るだけ少なくしています。
SE構法では、地盤調査の結果に基づき基礎の構造計算も立体的に解析しており、今回のように立ち上がりを少なくしたいという要望にも根拠を持って応えることが可能です。
そのため、場所によっては鉄筋の組む量を増やすなどの対策が取られています。
ただ、ベースのコンクリートが打設されると、その下にはどのように鉄筋が配置されていたか全く分かりません。
美しい手仕事の成果が見れなくなってしまうのは残念ですが、ひとつひとつの手仕事の積み重ねで私達の家はつくられていきます。
今日現場に寄った時はコンクリートの打設後で、職人達がこれまた丁寧にコンクリートの表面をコテで均していました。
今後の順序としては、今日打設したコンクリートを養生し、次は基礎の立ち上がり部分の型枠を設置し、再びコンクリートを流していきます。
エヌテックブログでは、工務スタッフの現場報告もお客様からは好評をいただいております。
お忙しくてなかなか現場に行けないお客様にも、我が家が少しずつ出来ていく様子を楽しんでいただければ幸いです。