災害に備える-現状を知る-
第4,885回 設計の渡辺です。
広島県も先週土曜日に、例年よりもかなり早く梅雨に入りました。
個人的には作物にも影響が出て、野菜が高騰してしまうのでは…と心配しています。
また、大雨の心配もしなくてはいけない時期になりました。
今年も早めに対策をして、いざという時のために備えをしておきたいものです。
以前にご紹介した「防災いつもマニュアル」の中で、
どんな備えをしたらいいか参考になる情報が書かれていました。
みなさんにも少しずつご紹介していけたらと思います。
今日は、基本的なところから。
みなさんは自分の住んでいる場所がどんな場所かご存知ですか?
「ハザードマップ ポータルサイト」というサイトから自分の住んでいる場所の状況を確認できます。
「洪水浸水想定区域」「土砂災害警戒区域・特別警戒区域」の色が付いているかどうか、
チェックしてみて下さい。(もっと詳細な情報は、市区町村で確認できます。)
↑エヌテック事務所の住所で検索してみました。(青旗印)
土砂災害の影響はないようですが、中洲の地形のため浸水想定区域の3m~5mほどのエリアに入っています。
基本的に、色が塗られていなければ避難所に行くのではなく、
在宅避難(避難所に行かず、自分の家で避難生活を送る)が出来る可能性があります。
また、色が塗られていても以下の条件に当てはまっていれば在宅避難が可能の場合が大きいそうです。
1.「家屋倒壊等氾濫想定区域」に入っていない
↓
2.浸水する深さよりも高いところに住んでいる(「浸水深」を確認)
↓
3.水が引くまで我慢できる(水・食料などの備えが十分にある)
みなさんのエリアはいかがでしたか?
現状を知って少しドキッとした方もおられるかもしれませんね。
防災意識を高めるきっかけにして頂けたらと思います。
次回は、安全な避難先の想定についてご紹介します。