そとん壁 かき落とし仕上げ
第4,958回 設計の谷口です。
いよいよ東京オリンピック2020が開幕しましたね!
日本での開催なので、時差も関係なくオンタイムで観られるのは嬉しいのですが、それゆえについついたくさん観てしまったり、夜のハイライト番組を見てしまったり…。
きっと夜更かしの日々が続きそうな予感がしています。
個人的に、昨日の開会式で一番印象に残ったのは、1800台以上のドローンが東京の夜空に輝く地球を描いた瞬間でした。
皆さんはどんなシーンが印象に残っておられるでしょうか?
さて、先日は東広島市西条町で新築工事中の現場にてお客様と打合せを行いました。
当日は、外壁のそとん壁の仕上げ工事が行われており、その迫力に圧倒されました。
そとん壁の仕上げ方法にはいくつか種類があるのですが、かき落とし仕上げという方法で現場は仕上げてもらっています。
左官を平滑に塗った後に、剣山のような道具を使ってゴリゴリと一斉に表面をこすっていきます。
外壁の隅の所では、定規をあてながら少しづつ縁取りを取っていく表現方法としています。
上の写真の左側面がかき落とし前の外壁で、右側面がかき落とし後の外壁です。
寄ってみるとこんな仕上がりで、このボツボツした感じがなんともたまらない職人仕事満載な雰囲気ですね。
この仕上げを行うために、先日の神田のブログでも紹介したような丁寧な養生作業が行われています。
各職人達の丁寧な仕事の積み重ねが、私達に何とも言えない建物の温かみのある表情を与えてくれていると思います。
8月28日(土)と29日(日)には、完成見学会を開催する予定ですので楽しみにしていてください!!