ヘリの無い畳
第5,043回 設計の渡辺です。
最近多く見かける正方形のヘリの無い畳。
い草を使っている「琉球畳」と呼ばれる畳ですが、値段が張るのが現状です。
最近では和紙で作られている正方形の和紙畳もあり、手頃で手入れもしやすいので、
こちらを採用されているケースも多くあります。
どちらにしても、畳のヘリが無いのですっきりしたデザインになります。
洋風リビングに面して畳スペースが欲しいという時に選ばれることが多い商品です。
こちらは4畳半サイズの和室に、ヘリがない和紙畳を敷いています。
昔の和室のような仰々しい雰囲気ではなく、軽やかな印象です。
こちらはリビング横の2畳分の畳コーナーに、和紙畳を採用しています。
洗濯物をたたんだり、少しごろっと横になったりできる空間として重宝します。
ヘリが無いと角がすれやすいというデメリットはありますが、
掃除機をかける時も引っ掛かりが無いのでスムーズにお掃除できます。
時代に合わせて素材やデザインが変化していますが、
日本の良い文化を残しながら取り入れて行くことが出来るというのは良いことだと感じます。
いろいろな素材がどんどん新しく作られていますので、アンテナを張っていきたいと思います。