既存ブロック塀がある場合に
第5,098回 設計の谷口です。
2018年に発生した大阪北部地震で、ブロック塀が倒壊し小学生の女の子が亡くなるという痛ましい事件がありました。
その後、全国でブロック塀の点検や基準の厳格化が行われており、広島市でも補強コンクリートブロック造の塀に係る取扱いも定められました。
現在、安佐北区で解体工事中の現場にも、既存不適格となるブロック塀があるために、隣家の方へご説明をし、適合の状態となるよう是正措置を行います。
例えば、控え壁と言われるブロック塀から90度突き出したものが無ければ、塀の高さを1.2メートル以上には出来ません。
また、造成地の擁壁の上にブロックを積むケースでも、このような細かな規定が存在します。
お客差様が土地取得の際に思わぬ出費とならないよう、私達も専門的な知識を学んでいきたいと思います。