第5,238回　設計の木村です。

今回は玄関ポーチ、アプローチの形状を施工事例と共にご紹介します。

まずは呉市にあるお住まいです。

玄関までは3段のステップで上り、落下防止を考慮し鉄手すりでポーチの周りを囲っています。
また、植栽スペースに斜めのラインで入っている土間コンクリートの部分は、奥の勝手口への通路へと繋がるようになっています。

続いて東広島市西条町にあるお住まいです。

こちらもアプローチ部分はコンクリートの洗い出し仕上げ、玉砂利の洗い出し仕上げの正面2段のステップと、
実は写真の玄関左手にもステップがあり、2方向から入る事ができ、
玄関ポーチは幅およそ3mと十分な広さを確保しています。

また、木製のルーバーは、玄関が道路正面に面している為目隠しとして造作しました。

3月末に完成した東広島市高屋町の大きなお住まいでは、3方向から玄関ポーチにアクセスできるようになっています。
写真右手奥側には倉庫を設けているので、その為の通路としてコンクリートで仕上げています。
手前側は車から降りての普段使いの通路として、さらにポーチ奥側には南側の庭からアクセスできるように通路を設けています。

最後に廿日市市にあるお住まいです。
こちらはアプローチをコンクリートではなく木で仕上げています。
周囲の植栽と焼杉の外壁で木の柔らかい雰囲気が良い外観の表情をつくっています。

玄関までのアプローチは毎日の外出・帰宅時にはもちろん、来客の際にも建物を印象づけるものになります。
今回ご紹介したもの以外にもアプローチの演出の仕方は沢山ありますのでぜひお気に入りの形を探してみてください☺