隠すエアコン。
第5,365回 設計・広報企画部の木村です。
お引渡しまで1ヵ月を切った安芸郡熊野町のH様邸では先日養生撤去が行われ、建物の完成が近づいています。
今回平屋のH様邸ではLDKの壁掛けエアコンと、納戸に設置した床下エアコンの2台で冷暖房を計画しています。
納戸の床下エアコンにはこれからルーバーを取付け、
LDKには空気の出し入れを遮らないように上下のみ開口を開け、エアコン本体だけを隠すように白いパネルを取り付ける予定です。
『エアコンを隠したい』というご要望は近年多くいただいています。
壁からぽこっと飛び出しているエアコンの存在感は
空間をすっきりとして見せたり、デザイン性を考慮したりこだわって完成した空間には特に目がいってしまう所だと思います。
ただエアコンを完全に見えなくしてしまうと、
本来のエアコンの持つ空調機能が阻害されて暑さ、寒さを感じる住み心地の悪い空間になってしまいます。
そこで機能性と意匠性を両立させるために、取り外し可能なルーバーの造作をよくご提案しています。
こちらはLDKの冷房を行うための、キッチン吊戸棚横に設置した壁掛けエアコンです。
そしてこちらは床下エアコンを隠すためルーバーを取り付けた事例です。
開けるとこのような形に。
金具が少し見えていますが、ルーバーにも金具が取り付けられている為、はめこんだり外したりして簡単に取外しが可能です。
今回熊野町のH様邸では今回LDKの中心に壁掛けエアコンが位置しているため、
ルーバーでは逆に目立ってしまう事から白いパネルで空間に溶け込むよう計画しました。
現在詳細打合せ中の安佐南区のH様邸でもエアコンを隠す計画としている為、どういったデザインが良いか検討中です。
今では高さが30cmも無い薄型のエアコンを販売しているメーカーが多くありますので、デザインの幅も広がりそうです…!
熊野町のH様邸の現場状況は現場監督土井長・神田のブログまたはインスタグラムより、
完成見学会前には設計の谷口が見どころをご紹介する限定公開のYoutubeも公開いたしますのでぜひ楽しみにしていてくださいね。