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肩がこる寝室と安眠できる寝室

第5,461回 設計の谷口です。

年末年始、福岡の実家に帰るたびに、建物性能の大切さを痛感しています。

私たち家族が帰った時は、一番日あたりのいい和室の部屋に布団を敷いて寝るのですが、やはり夜中の冷え込みはとても辛いものがあります。
シングルガラスのアルミサッシ掃き出し窓は、内障子があるもののしっかりと外の冷気が侵入してくる最大の弱点に…。
日中、晴れていればシングルガラスは最強の日射取得装置になってポカポカと暖かく昼寝もできるんですが、夜間のしんどさは身体にダメージを与えているなぁと感じています。

実家から帰れば、F-CON(輻射式冷暖房装置)で家全体が約20℃に暖められた環境のもと睡眠が出来るので、リラックスした状態でぐっすりと寝ています。
こんな瞬間に「あ~、やっぱり我が家がサイコー!」と思うわけです。

年が明けてから、妻がインフルエンザにかかってしまいました。

そのため、私と息子は隣の主屋の南東角部屋の一室を借りて寝ることにしたのですが、この部屋もやはりシングルガラスのアルミサッシがあり(しかも二面に…)
晴れた日中はとても気持ちいいのですが、夜間は実家同様に極寒の部屋となります。
寝室として使った最初の日は、朝6時の室温が9℃の表示でした…。
二日目は寝る時にエアコンで3時間の切タイマーを設定しましたが、朝6時の室温は11℃でした…。

普段は、掛け布団を蹴っ飛ばして寝ている息子も、さすがに寒かったのか、朝起きてもしっかりと掛け布団にくるまって寝ていたので、やっぱり寒いんだなぁと身を持って体感しました。
朝起きた時に、なんだか肩がこっているので就寝時も肩に力が入っているのかなぁとも思ったりします。

このような経験を何度もすると、建物性能の大切さをヒシヒシと痛感しますね。
特に、輻射熱で我が家は暖められているので、エアコンやファンヒーターのような嫌な温風を感じることもありませんし、
機械の音もしないので、きっと家族も安眠できているんじゃないかと思っています。

快適な寝室にするためには、まずは建物性能を高めることが必須です。
日あたりのよい場所に寝室の窓を配置して日中は日射熱をたくさん取り入れることができれば、断熱性能を高めるほどにその熱の貯金が減っていくスピードも遅くなるイメージです。
先述した実家や主屋は、日射取得は最高なのですが、いかんせん断熱性能(=保温性能)が最低なので、あっという間に熱の貯金が無くなってしまい極寒状態になってしまうわけです。
したがって、暖房機器で熱を加えても無くなるスピードも速いですし、さらに気密性能が悪いので床と天井との温度差もどんどん広がり、暖かい熱は軽いので天井付近にたまってしまい、肝心の寝床付近は全然暖かくならない悪循環が発生しています。
建物性能が高いお住まいでは、就寝時にエアコンなどでちょっと暖房するだけで、朝起きる時まで快適にお休みいただくことが出来ます。

ちなみに、我が家で採用しているF-CON(輻射式冷暖房装置)の体感は、寒い冬の期間がお勧めです!
いつでも皆様にご覧いただけるようになっておりますので、ぜひホームページからご予約の申込みをお願いいたします。

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