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動かすスポットライト

第5,506回 設計・広報企画部の木村です。

壁面に取り付けて一定範囲を照らすスポットライトは、
壁・天井面への取り付けだけでなく、取り外して好きな位置にまた取り付けることのできるレール式のものもあります。

レール式のメリットはレールが通っている範囲であれば自由に照明位置の調整が可能であること、
また、もう少し明かりが欲しいと思った際には器具を増やす事も可能です。

ではどの部屋に計画するのでしょう?

実際に取り付ける部屋として、エヌテックで最も多い施工例は子供部屋を兼ねたフリースペースです。

こういったフリースペースは、まだ小さなお子様が成長して一人部屋が必要になった場合に間仕切りの壁をつくったり
将来自由に計画できるように設けた大きな空間です。

もし2人のお子様で半分に空間を分ける場合、予めフリースペース全体にレール式のスポットライトを計画していると、
照明の位置を変えたり器具本体を増やすだけで対応できます。

また、こちらもフリースペースですが、屋根の形をそのまま天井にした勾配天井になっており
天井に取り付けるには高すぎたり斜めになっていたりと難しいので、化粧梁に取り付けている事例もあります。

フリースペースだけでなく、LDKにも計画した事例もあります。
こちらは先日のYoutube動画の『新築ルームツアー』でご紹介させていただいた吹抜のあるLDKです。

 

こちらのお住まいでは吹抜の壁を利用して天井ではなく壁面にレールを取り付けています。
丁度ダイニングテーブルの上からオレンジ色の電球色の光が落ちてきますので、
食事の際にはもちろん活躍し、動画中でもお施主様が仰っていたように夜はバーのような空間になったりと演出としても最適です。

天井に埋め込まれているような形の丸い照明のダウンライトや、
逆に天井に直接据え付けて1灯で室内全体を照らすシーリングライトなどが照明計画としては主流な器具ですが、
将来部屋を分ける場合・ちょっとした演出などに今回のレール式スポットライトも選択肢の一つとしてぜひ検討されてみてください。

 

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