第5,515回　設計の谷口です。

以前、木村のブログにもありましたが、新築をご計画中のお客様に対してプレゼンテーションしたところ、提案通りの内容でお客様からのご了承を得ることができました。

お客様の将来の夢も実現できるようなご提案を行ったので、これからプロジェクトが進んでいくのが私もとても楽しみになっています。

プレゼンテーションの際は、このようなイメージ画像と一緒に建物性能や光熱費などもご提示いたします。

例えば、今回のお住まいは、外皮平均熱貫流率UA値＝0.43W/㎡K、冷房期の平均日射熱取得率ηAC値＝0.8、暖房期の平均日射熱取得率ηAH値＝2.9という建物性能にしていて、その結果、光熱費は下記のようになります。

データ①がご提案したお住まいで、年間の光熱費が約9万円のシミュレーション結果です。
データ②は同じ規模の建物で省エネ基準は最低限満たしているようなケースの光熱費で、昨今の光熱費高騰もあるので年間約35万円という結果になっています。
データ①は太陽光発電が約5kW載ったご提案ですが、①と②とで一年間の光熱費の差が約26万円もあれば、あっという間に太陽光発電の初期投資額は回収できることになりますね。
電気代が高騰しているので、ますます太陽光発電のメリットが顕著になっているなぁと、このような計算を行うことで強く感じています。

現在計画中の別のお客様の住まいでも、やはり太陽光発電は必須のご提案となりそうです。

昨日の飯田のブログは、最新のYouTubeを更新し、冬のパッシブデザインについて解説していますという内容でした。
YouTubeでは、特に太陽の「熱」について、パッシブデザインでどう考えていくかをお話しているのですが、太陽光発電という太陽の「光」をどう扱っていくかも、これからの住まいではとても大切な要素になってまいります。

前述した太陽光発電はエネルギーを生み出してくれるものですが、パッシブデザインの要素には昼光利用という項目があり、太陽の光が上手に家の中に入ってくれば、照明をつける時間が短くなって省エネになるという効果をもたらすものです。
この昼光利用もいずれYouTubeで詳しく解説しますのでお楽しみにしていただければ幸いです。

太陽系の惑星に住む私達にとって、理にかなったお住まいをこれからも考えたいと思います。