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電気の使い方。

第5,525回 現場監督の神田です。

先日、改修工事をさせていただいたOB様から
「家電を使用していたらブレーカーが落ちる」とご連絡をうけて
漏電の可能性もある為、すぐに伺わせていただきました。

結果としては、同じ回路のコンセントで、家電を同時に同じ回路でご使用されていた事が原因でした。
みなさんもご自宅の分電盤をあけてみると、たくさんのスイッチに分かれていると思いますが
このスイッチ1個が1回路となります。
1回路から、1つの部屋のコンセントや照明の電気をとっているのが通例ですが
電気を多く使用する場所には、1回路を1つのコンセントで使用している場合もあり、これを専用回路といいます。
例えば、IHやエアコンなどは専用回路です。
新築住宅の分電盤には、大体24回路くらいあり
設計段階で使用計画を行い専用回路を設ける事で、容量以上の電気が流れて、遮断するのを防ぐ事ができます。

では、1つの回路はどのくらい電気を使うと遮断されるでしょうか?
一般家庭では、1回路で使える電力は2,000Wです。
この2,000Wを超えると自動的に遮断されます。
↓が各家電の目安の消費電力です。

例えば、一つの回路でホットプレート・電気ポット・炊飯器を使用すると
1,300W+450W+700Wとなり、炊飯器のスイッチを入れるとブレーカーが遮断します。
このように、キッチンには消費電力が高い家電が多くある為、同時に使うと簡単に容量を超えてしまいます。

今回、ご相談いただいたOB様宅では、新しい回路が残っておらず、
新たに専用回路を設ける事が難しかった為、現状の専用回路と一般回路に
各家電の電源をどの様に持っていくか、使い方のアドバイスさせていただき、上手く使っていただいています。
皆さんもご自宅で使われている各家電に、消費電力が記載されていますので
キッチン等で、同時に家電をご使用される際には、ご注意下さい。

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