高知城
第5,579回 リモートスタッフの渡辺です。
四国には「現存天守」と呼ばれる江戸時代までに築造された貴重なお城が数多く残されています。
日本100名城に選出されているものも多く、お城巡りをして四国をめぐる方もおられるようです。
先日私が見たお城は、高知城と松山城。今日は高知城をご紹介します。
高知城は、土佐藩の山内一豊が築城し、1601(慶長6)年から10年かけて建築され、
その後1727(享保12)年、城下町の大火で追手門を除くほとんどの建造物を焼失したものの、
25年かけて1749年(寛延2年)に再建されています。
全国に12か所しかない現存12天守のひとつで、日本で唯一本丸の建造物群をすべて残す貴重な城です。
細かなところまで繊細かつ精巧に造られ、今見てもとても美しい建物です。
天守を支える部分の梁はとても太く、しっかりと組まれていました。
昔の時代の建造物を見るといつも思うのですが、今のような便利な道具や車が全くない時代に、
これだけの規模の建物をどうやって完成させたのだろうと思います。
当時の職人さんたちが受け継がれた技術を結集させて、地道にこつこつと建てていったことを思うと、
本当に昔の人たちの知恵と根気強さに驚かされます。
高知城は天守以外にも、本丸御殿、追手門、二の丸、石垣などが残されています。
四国にお越しの際はぜひ足を運んでみてください。
次回は愛媛県に残る松山城をご紹介します。