プレゼン前の建物詳細調査
第5,593回 設計の谷口です。
先日、リフォームをご相談いただいているお客様宅をスタッフ数名で訪問し、床下や小屋裏などの詳細調査を行いました。
2階建ての木造住宅の調査で、上の写真は1階の小屋裏を調査している様子です。
左側に少し見えている土壁は2階の外壁です。
こちらのお住まいは、事前に平面図を採取させていただいた際に、2階の四隅の柱のうち、1本だけ直下の1階に柱があるような間取りで
残りの3本の直下は、1階のお部屋の真ん中に位置していて、1階に柱のない状態ということを確認しておりました。
今回の詳細調査で小屋裏を見てみると、上記の3箇所の一部分では鉄骨の梁を架けていることがわかりました。
上の写真中央の赤茶色の梁が鉄骨梁です。
鉄骨梁と2階の柱・梁との接合部もご覧のような状況です。
鉄骨の梁を両端で支えている1階の柱にも、相当な負担がかかっていることでしょう…。
今回のリフォームのご相談に対して、どのような耐震対策や温熱環境の改善策をご提案すべきか?
様々な観点から総合的に判断してベストのご提案をプレゼンテーションしたいと思います。