第5,626回　設計の谷口です。

昨日は、築年数の古いお住まいで業者の方による専門的な調査に立ち会いました。

午前中は、蔵の床下の白蟻調査。

床材の表面がご覧のようになっているため、白蟻の被害ですか？床下の状況も気になります。というご要望をいただき、専門業者の方に来ていただきました。

結果としては、白蟻ではなくキクイムシの被害であるということでした。
木材に空いた穴やフンのサイズからも判断ができるそうで、材料の食べられ方もキクイムシの特徴が出ているとのこと。
また、床下の状況を目視で確認しても、大きな被害は見当たらず安心いたしました。
上の写真では石が見えていますが、蔵を外から見るとこの石が３段積んであり、２段分は土を入れていることもわかりました。
新しく床を貼ってほしいというご要望もいただいているので、その際は防虫処理も含めてご提案を行いたいと思います。

午後は、1時間程移動して、床下ではなく屋根の調査に立ち会いました。

改修工事を計画するに当たり、瓦屋根の状況確認です。
瓦業者さんはドローンの操縦資格を持たれており、手際よく調査は行われました。

ドローンに搭載したカメラの映像が、操縦リモコンのタブレットに映し出され、屋根に登っても見えづらい所まで容易に確認ができるそうです。
特に、瓦がずれていないかの並びや、屋根勾配などのチェックは助かっているそうで、私もこれなら樋が詰まっていないかや太陽光発電のパネルに異常がないかなどもチェックできそうと感じました。

現在のお住まいで、床下や屋根など気になる方がいらっしゃいましたらぜひエヌテックまでお声かけください。
いつもお世話になっている専門業者がしっかりと点検させていただきます。