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建築技術の歴史を学ぶ「竹中大工道具館」

第5,854回 設計の谷口です。

先日、素敵な建物を訪問しました。

新神戸駅より徒歩約3分のところにある「竹中大工道具館」。
日本で唯一の大工道具の博物館として1984年に、訪れた場所とは別の場所に当時開館し、私が訪れたこの建物は2014年に完成しました。
一度は行ってみたいなぁと長年思っていたので、ついにそのタイミングが訪れ気持ちも高ぶりました。
ちょうど10時前に入場すると、「10時からボランティアガイドを始めます~」とのことで、約1時間をかけて建物や展示内容の事などを解説していただきました。

大工道具の歴史を学ぶことで、日本建築の歴史も学べますし、大陸から伝来した道具や技術が日本の気候風土や文化に応じて変化・進歩したことなど、大変興味深い展示になっています。

1時間のボランティアガイドでは、全然時間が足りないくらいの濃密さです。

外国人の方も多数訪れていて日本建築への関心の高さを感じました。

展示の所々で、「さわってみよう」という展示もあり、道具の違いによる木屑をさわって比べてみたり、木造建築ならではの木組みを立体パズルのように組んでみたり、すみつぼで墨(すみ)を打ってみたり、木の重さを持ってみて比べてみたり、どれも五感を刺激する内容なので子供も退屈せずに学ぶことができるなぁと感じました。

また、竹中大工道具館では定期的に木工教室などのイベントが開催されていますので、お子様連れで一日中楽しめます。

建築物としても、職人の技術がふんだんに詰め込まれた建物なので、良い意味でいちいち足が止まりなかなか前に進めませんでした(笑)

次回は家族で再訪したいと思います。

広島駅から新幹線で1時間ちょっとですので、皆様もぜひ訪れてみて下さい。

新緑の季節などとても素敵だと思います。

 

 

 

 

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