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インフレ?デフレ?

第5,919回 不動産事業部の神田です。

皆さんは、インフレ・デフレと聞くとどんなイメージがありますか?
インフレ・・・世の中のモノやサービスの価格が全体的に継続して上昇すること。
デフレ・・・世の中の物価が持続的に下落していくこと。
インフレ・デフレどちらが進んでいるのかは消費者物価指数という指標で見る事が出来ます。
前年よりも約2%指数が上がり、インフレが進むことが最適な経済環境だと言われているようです。
勿論、インフレが進み物価が上がるという事は賃金も上がっていかなければなりません。

では、これまでの日本はどうだったのでしょうか?
1980年の消費者物価指数は7.81%から1991年のバブル崩壊後までの日本ではほとんどの年で約2%の上昇をしていますが
1995年に-0.09%とデフレになり、2022年まで(2014年と2008年)を除いては-○%か0.○%が続きました。
最近、テレビでも良く言われている失われた30年といわれる期間です。

ですが、2022年には2.5% 2023年 3.27% と2%を超えるインフレが現状の日本では進んでおり、
2024年も現在までは2%を越えており、このままインフレ期に入るのではないかと言われてます。
勿論、未来の事は分からないので、デフレになる可能性もありますがインフレになった場合の話をさせて下さい。

不動産業や建築業では、資材や不動産価格にもインフレは関係してきますが、なによりも住宅ローンの金利に関わる話となります。
インフレが進むと住宅ローンの金利も上がることは、皆さんもご承知の通りかと思いますが
どれくらい上がるのかが問題となってきます。

日本に住宅ローンという仕組みが出来てからの固定金利の平均は約4%となっており
日本よりもはるかにインフレが進んでいるアメリカは、現在の住宅ローン固定金利は約7%が多いようです。
現状の日本では、35年固定金利で1.2%の銀行もありますが、総額だとどれくらいの金額差になるのでしょうか?

例:5,000万円を35年固定金利で借りた場合。(諸経費は含めないものとする。)

金利1.2%の場合 月々 145,851円 総額 61,257,479円
金利4%の場合    月々 221,387円 総額 92,982,695円
金利7%の場合    月々 319,428円 総額 134,159,835円

上記の3つを見ていただくと同じ5,000万円を借りているのに恐ろしい金額差がありますが
インフレが進んでいくと金利も物価も給料も上がりますが、それまでに組んだローンの固定金利は上がりません。
今後の日本がインフレになるかデフレになるのかは分かりませんし、インフレになってもどこまで金利が上がるかも分かりません。
ですが、現状の金利が過去と比較して低いことは分かっているので、個人的には今ローンを組む事がおすすめだと思っています。

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