小屋裏収納
第5,997回 リモートスタッフの渡辺です。
勾配屋根の場合、上部の空間にロフトを作ったり、
小屋裏部分のデッドスペースを収納として計画することがあります。
空間を有効活用できる良い方法の一つです。
設計基準としては、
・天井高さが1400㎜以下
・面積をその階の床面積の1/2以下
・用途は収納として利用
などなど条件があり、これを満たせば階数・床面積に含まなくて良いことになっています。
こちらのお住まいでは、2階の寝室横に小屋裏収納を設けています。
左手奥の小さな扉が小屋裏収納の入口です。
高さ1400㎜の小さなドアを設け、使わない季節の洋服やスーツケース、おもちゃなどなど、
日頃使わないものを仕舞っておくことができます。
高さが低いので立っての作業はできませんが、かがめば十分作業は可能です。
綺麗に整理整頓して取り出しやすくしておくと、結構な量のものも収納できるので重宝すると思います。
プランや敷地面積によっては、あまり多くの収納を確保できないこともあります。
そういうケースでは小屋裏空間をあえて作り、きちんと物が整理できるように計画しましょう。
家族の先々のことを見越して備えながら、快適な住まいを整えていってください。