再び牧野植物園へ
第6,021回 リモートスタッフの渡辺です。
今年の春にも訪れた高知県の牧野植物園に再び行ってきました。
人々に愛される建築は、何度行っても新たな発見があったり、変わらない心地よさを感じるものです。
今回なるほど!と感じたところの一つは、この円形の庇部分の雨樋。
中庭に向かって屋根が降りているので、屋根に降った雨水の通り道を作る必要があります。
でもこの景観を壊すことなく自然な形で雨樋を設けるために、
雨樋の下に植物を置きそこに水が落ちるようにデザインされていました。
まさかこれが雨樋とは感じないよう設計されていて、さすがだなあ…と感じました。
水やりもしなくていいですし、とっても理にかなっていますよね。
木造の構造梁と鉄骨で支えられた室内空間。
こちらは温室のエントランス。
ちょっとジブリのような空間で南国の世界にいざなってくれました。
構造的な柱や梁、金具などなど、建物に無くてはならないものは多くあります。
それを違和感なく自然なカタチで設計するかも大切です。
頭を柔らかくしていろいろな方法を検討してみて、
見た目でも生活していても心地の良い空間を模索していきたいと思います。