枕棚の奥行。
第4,131回 設計の渡辺です。
毎日の生活の中で、棚の高さや、奥行、スイッチの位置などは、生活のしやすさに影響するものです。
慣れてくるとは言え、一番しっくりくる状態で、お客様にお引き渡しするには、
設計の段階でお客様の生活をイメージして、長さ、高さを検討することが大切です。
例えば、ウォークインクローゼットの枕棚の奥行です。
エヌテックでは、ハンガーパイプの上の枕棚を高さを、床から1700mmの位置に設置するケースがあります。
その場合、枕棚の奥行を480mmとするか、320mmとするか、悩むところです。
(使用している木材のサイズにより、変わってきます。)
10cmの違いですが、身長によっては、使い易かったり、使いにくかったり…と、
使用感が変わってきます。
ヒアリングを重ね、要望を聞いていく中で、設計の谷口も毎回コンベックスを出しながら、
高さや奥行、開口の幅をどうするか…?と悩み、検討しています。
新築やリフォームのご相談の時は、今の生活で使い易い!、使いにくい!という感覚を少し意識して、
「もっとこうしたい!!」というちょっとした要望を持ってきて頂くのもいいと思います。
注文住宅だからこそ、自分の家族に合わせて家づくりを楽しむことができる、大きなメリットの一つです。