夏のアイビースクエア
第4,263回 設計の渡辺です。
建築に植栽があるのと無いのとでは、建物の印象が全く変わります。
しっかりと植栽を検討している建築は、やはりそこを訪れた人を爽やかにし、
居心地がいいので“また訪れたい”という気持ちにさせてくれます。
今年の夏、岡山県のアイビースクエアを再訪しました。
今年の3月初旬に訪れた時は、建物外部のアイビーがまだ芽吹いておらず、レンガだけの外観でした。
しかし、今回はアイビーが青々と茂っていレンガ壁面を覆っていて、とても綺麗でした!
建物全体を覆うこの蔦のお蔭で、気温を下げる効果もあるそうです。
レンガの印象の強かった建物でしたが、アイビーが入ることで、また違った雰囲気を醸し出しています。
風で葉がなびいたり、葉に太陽の光が当たりグリーンのグラデーションとなったり。
時間を忘れてゆったりと眺めることが出来る場所になっていました。
秋の時期の紅葉も、このアイビーが表情を変えるようなので、
機会があればまた訪れてみたいと思います。
倉敷の美観地区での一枚。
太陽の光が川沿いの樹木に注がれ、とても美しい景色になっていました。
こうしてみていくと、植物が建築に与える効果、私たちに与える印象が強いものだと感じます。
引き続き、植栽についても学んでいきたいと思います。