パッシブデザイン勉強会㉒
第4,323回 設計部の大津です。
今回は「家庭での消費エネルギーについて」です。
みなさん、家庭で消費されているエネルギーって何だと思いますか?
まず下の写真をご覧ください。
家庭で消費されているエネルギーは、「家電」「給湯」「照明」「暖房」「冷房」「調理」「換気」です。
「家電」「暖房」「給湯」は家庭の消費エネルギーのトップ3になっており
さらに、「照明」「暖房」「冷房」はパッシブデザインに関係する消費エネルギーでもあるのです。
円の中心付近(黒色や灰色のところ)を注目してみていただくと
「家電」「暖冷房」「給湯」は多くのエネルギーを消費しているのが分かりますでしょうか?
「家電」と「給湯」に関しては、1世帯当たりの消費エネルギーを合わせると全体の約6割もしめており、驚くほど消費されています。
次に「家電」のみを見てみましょう。
家庭で消費されるエネルギーの中で、多いものは何だろうと考えたときに
冷蔵庫を思い浮かべる人は多いのではないのでしょうか?
冷蔵庫は1世帯当たりの電気使用量の中で一番使用量が多いのが
上の写真を見てもわかりますよね。
冷蔵庫は24時間ずっと動き続けている家電なので、電気の使用量が多いのも納得ですよね。
冷蔵庫を止めるわけにはいかないので、他の照明器具やエアコンなどの
使い方を見直さないといけないと思っています。
それもパッシブデザインと一緒に考えていく事によって
少しでも減らすことができるのではないのでしょうか。
さらに、パッシブデザインでなくても設備機器の買い替えで
今よりは少ない電気消費量で使用できるものもたくさん商品として出ています。
設備機器そのものを買い替えようかなと思っている方は、買い替える前に
こちらのブログからどのくらいの電気を使い、買い替えると省エネになるのかがわかります。
参考までにぜひご覧ください。