無垢の床材
第4,395回 設計の渡辺です。
エヌテックで建てる家は、床に無垢材を採用しています。
特に多く用いているのが、杉材です。
杉材の特徴としては…
・柔らかく、温かい。
空気をたくさん含んでいるので、保温性が高く、肌に触れると温かく感じられます。
素足で触れた時も、ひんやりとした冷たさを感じません。気持ちの良い肌触りが特徴です。
・傷が付きやすい。
柔らかい樹種なので、物を落として凹んだり、傷がつきやすいです。
この傷も、時間と共に馴染んだり、木にも色がついてきて気にならなくなっていきます。
その他にも、杉よりも堅い樹種のヒノキ、硬い広葉樹のオーク(ナラ)なども使用しています。
こうした特徴を考慮しながら、使う床材を場所により張り分けています。
例えば…
こちらのお家では、基本は杉の床材ですが、ダイニング部分のみオーク(ナラ材)としています。
オークは目が詰まっていて傷がつきにくいので、毎日椅子を動かして生活する場所や、
キャスター付きの椅子などを置く書斎などに、おススメです。
無垢材は、合板のフローリングと違い、時間と共に表情を変えていくものです。
家族が成長するように、家も変化していきます。
傷や染みも、色の変化も、全部が味わいとして楽しめるのも、無垢の家ならではですね。
ご新築でも、リフォームでも、無垢材も候補の一つとしてご検討下さい。