パッシブデザイン勉強会㉕
第4,434回 設計部の大津です。
以前の投稿で目標としている建物性能の1つのQ値について書きました。
今回はμ(ミュー)値についてです。
μ値(夏季日射取得係数)とは、夏の時期にどれくらいの日射が建物に入りやすいのかを表します。
μ値は下の式で求めます。
μ=建物に入る日射量÷延べ床面積
※建物に入る日射量は屋根・外壁・開口部から入る日射量の合計です。
こういった計算をして出た数値が、エヌテックでは0.03以下(次世代省エネ基準は、0.07以下)を目標にしています。
出た数値が、小さければ小さいほど日射が入りづらく、冷房の効率が高くなります。
冷房の効率が高くなると、エアコンを動かす時間が短くて済みます。
エアコンを動かす時間が短くなれば、消費されるエネルギーも減り、電気代も減るので省エネに繋がります。
また、第15回の投稿に「夏の家づくりのヒント」でμ値について投稿しています。
これから夏に向けて暑くなりますので、1つの参考としてぜひご覧になってみてください。