光を取り入れる「ポリカーボネート」
第4,443回 設計の渡辺です。
エヌテックでは、ポリカーボネートを使用した建具を使用することがあります。
ポリカーボネートは、熱可塑性プラスチックで、丈夫で割れにくく、軽いのが特長です。
ガラスを使用した建具は、重かったり、割れる心配がありますが、
ポリカーボネートは軽いので、吊戸としても製作可能で、割れる心配が少ないので、用途に応じて採用しています。
また、半透明なものを使用すれば、視線は通さず、光は取り入れることが出来ます。
↑上の写真では、手前が寝室、奥にサンルームがあり、間にポリカーボネートを使用した建具があります。
大きな開口のあるサンルームなので、寝室への視線遮りながら、外部の光を取り入れ、室内の明るさを保っています。
その他にも、玄関とリビング部分にポリカーボネート建具を入れると、暗くなりがちな玄関を明るくしたり、
中の様子をゆるーく伝えることが出来ます。
パッシブデザインではこうした光の「導光」も設計手法の一つです。
エヌテックでは、こうした建具の一つ一つもきちんと検討しています。
「ポリカーボネート」というキーワードも、家づくりの参考にしてみて下さい。