屋内手摺の新設工事。
第4,667回 リフォーム・メンテナンス担当の佛崎(ぶつざき)です。
既存家屋に対する、内部手摺の取付相談は、年間を通してたくさんいただきます。
この度は、ご高齢となるご両親様がお子様世帯のお住まいの側へ移住される事となり、
宅内への手摺新設工事をさせていただきました。
家屋も築40年近くということもあり、至る所に高い段差がありました。
まずは、浴室です。
当初は少し高い位置に手摺が設けてあり、深い浴槽への入浴が困難な状況でした。
そして、玄関です。
玄関土間との段差は約40cm。階段の21cmの段差と比べると支えなしには昇降時に転倒の恐れを感じました。
また、ご両親様の生活導線となるトイレや物干し場へのアクセスにも手摺を設けました。
日常の移動は、4つ股の杖を使用とのことでしたので、2階へは移動をしないことと、
廊下への手摺は不要との確認をいたしました。
こういった個々で異なる身体の状況をケアマネージャーの方とご家族の方で相談と検討をします。
時には、工事担当者として立ち会うこともあります。
介助が必要なお客様にとっては、とても心情的に繊細な対応が求められる部分なので、
工事担当者としての正しい知識で導いてあげられるよう、努めてまいります。