天井の見せ方 —シナ合板を見せる—
第4,725回 設計の渡辺です。
前回のブログで、部屋の天井の見せ方の一つ、“梁を見せる”事例をご紹介しました。
今日は、天井に「シナ合板」を張って、見せる事例をご紹介します。
↑シナ合板を、LDKの天井に張り上げている事例。
天井を、壁と同じ白色にするとすっきりとした印象になり過ぎてしまうことも。
シナ合板で仕上げることで、柔らかい色合いや木の優しい質感で、部屋全体を包み込むような印象になります。
↑こちらは、シナ合板に自然塗料のオイルを塗って、勾配天井に合わせて張り上げている事例。
山小屋のような大きな勾配天井が、リビング全体を包み込みます。
お客様のお好きなイメージに合わせた、濃いめの色合いに塗装して、建具とも色を合わせています。
もしこれが白い天井だったら…と想像すると、天井仕上で全く雰囲気や印象が変わっていくことが分かります。
シナ合板は、そのままの色合いでもいいですし、塗料を塗ることで違った印象の空間に仕上げることも可能です。
また、杉板などの板張りに比べて、少しコストを抑えられ、
さらに木の柔らかさも取り入れることが出来るのも嬉しいメリットです。
シナ合板の天井仕上についても、ぜひリサーチなさってみて下さい。
次回は、天井の見せ方ー板張りーについて、ご紹介します。