第4,726回　設計の谷口です。

本日は、東広島市西条町で新築計画のご依頼をいただいておりますＹ様邸のプレゼンテーションを行いました。

コロナ禍という状況もあって、オンラインでのプレゼンテーションを初めて試みましたが、こちらの熱意が対面の時と同様にお客様に伝わっていると嬉しい限りです。

プレゼンテーションの際は、計画地の特性を読み解きながら、なぜこのプランになっているのかをご説明いたします。
と言っても、平面図だけではなかなか伝えづらいですので、CGも活用しながら立体的な空間構成をご覧いただきました。

東広島市は、省エネ基準における地域区分が５地域（ちなみに広島市は６地域）となっていますので、建物性能にもより一層の注意が必要です。

今回ご提案した建物は、外皮平均熱貫流率（UA値）が0.39W/㎡K、冷房期の平均日射熱取得率（ηAC値）が0.8、暖房期の平均日射熱取得率（ηAH値）が2.6という性能を有しています。
弊社が目標に掲げている数値をクリアするご提案が出来たと共に、夏も冬も最小限の冷暖房だけで快適に過ごしていただける建物になったと感じています。

また、一年間の光熱費予測をご提示したり、吹抜けのあるLDKの夏や冬の温度変化についてもグラフをご覧いただきながらご説明しました。
温度変化については、無暖房・無冷房の場合の自然室温の状況をまずはご覧いただき、その次にどれくらいの熱量の暖房や冷房を何時間くらい運転すれば、一般的に快適と感じていただける温度に達するかという点もご覧いただきました。

お客様からも上々の反応をいただきましたので、また来年から本格的な打合せを重ねていければと思っています。