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天井の見せ方 ―板張りを見せる―

第4,733回 設計の渡辺です。

天井の仕上げについて、前回前々回のブログでご紹介して来ました。
今回は、天井の見せ方の一つである「板張り」についてご紹介します。
板貼りとは、杉やヒノキなどの板材を、天井に一枚一枚張り上げていくもの。
天井全体に張ることもあれば、アクセントとして一部分のみ張ることもあります。
エヌテックの施工事例を少し紹介します。


↑こちらは、リビングの勾配天井部分にのみ杉板を張っています。
他の部分は白いクロスを張ることで、空間にメリハリが出てきます。
音楽家のお施主様が楽器を演奏した時に、音が反射しやすいようにという目的もあり、一部板貼りとしました。


↑こちらは、2階リビングの勾配天井の全面に杉板を張り上げた事例。
道路斜線の制限の関係で、2階の軒先を低くする必要がありましたので、
開放感を出すために勾配天井としています。
開放感と共に、板を張ることで、木のぬくもりや柔らかさを十分に感じることが出来る空間になりました。
天井に反射する照明の光も、杉板と混ざり合って、より温かさを感じますね。

この板貼りは、大工さんの手仕事で、一枚一枚丁寧に張り上げていくものなので、時間も手間も、コストもかかります。
それでも、出来上がった時の空間はとても美しいものです。
お家に帰ってきて、ほっとできる空間にする上で、天井の仕上げを考えていくことも家づくりの大切な要素です。
自分たちのベストな空間を、ぜひ見つけて下さい。

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