エヌテックの構造に対する考え方㉖
第4,767回エヌテックブログ担当の野坂です。
今回から何よりも大事な住まいの「基礎」に関するお話です。
住まいを支え続ける「基礎」を考えるには、まず家の重さが解らないといけません。
木造2階建ての家の重さはだいたい1平方メートルあたり300kg程度。
100平方メートルで約30,000kg(30トン)となります。
「基礎自体の重さ」はどれくらいの重さになるでしょうか?
コンクリートの比重は約2.4です。
水1立方メートルの重さは1,000kg。
ですから、コンクリートの重さは1立方メートル当たり2,400kgになります。
(基礎の中には鉄筋「異形棒鋼」も入りますが、ここでは鉄筋の重さは
考えません。ちなみに鉄の比重は7,85です。)
総二階かそれとも1階が大きく2階が小さな家かで違いはもちろんありますが
ここでは延べ面積100平方メートル(約30坪)の総二階の場合です。
1階は15坪=約50平方メートル
エヌテックの基礎設計では35トン近くになります。
一般的な基礎重量として約30トン。
家の重さ(積載荷重)が約30トン、基礎重量が約30トン。
合計で約60トンにもなります。
まずこの日常の重さには十分耐えうる基礎設計を行うのは当たり前です。
しかし、地震や台風に対してどう耐えうるのかも当然設計を行います。
(次回に続きます)