上手な暮らし方の工夫⑨
第4,900回 設計部の大津です。
今回は、給湯に関する暮らし方の工夫について話します。
実は、「上手な暮らし方の工夫⑦」でお風呂での工夫について話していますが、給湯エネルギーを減らす方法は他にもあります。
それは、給湯器の交換です。
例えば、従来のガス(石油)給湯器は多くのエネルギーを消費してしまうため、光熱費も必然と高くなってしまいます。それをエコジョーズ(現在のガス給湯器)に交換をすると15%削減効果があります。
また、電気温水器を使っていた場合、エコキュート(電気給湯器)に交換をすると69%の削減効果があります。
69%も削減効果があるとすれば、今よりもぐっと電気代も減ります。
さらに、太陽熱給湯設備を設置する事もエネルギーの削減効果が高まる工夫の1つです。太陽によって温められたお湯をタンクに貯めておき、必要な時に使う事が出来る商品です。設置する場合はイニシャルコストがかかってしまいますが、ランニングコストが少なくなるので給湯エネルギーの削減効果には期待できます。(削減効果は45%)
こちらの物件は、写真ではわかりませんが太陽熱給湯システム採用した物件です。
太陽の光をよく当てるために南側(写真の奥側)の屋根に設置をしています。
今回紹介した給湯エネルギーを減らす工夫は、前回に紹介した工夫よりは(交換に)時間がかかったり、新規での取付などの工事費用がかかったりしますが、給湯エネルギーを減らす工夫としてはぜひ採用していただきたい工夫です。
交換等でご検討中の方は、エネルギーの削減効果が高くなるように担当の方に相談をしてはいかがでしょうか。