プラスチックフリージュライ。
第4.935回 設計の木村です。
皆さんはPlastic Free July (プラスチックフリージュライ)という活動をご存知でしょうか?
Plastic Free July とは、「7月は使い捨てのプラスチックの使用を減らそう」という2011年から始まったオーストラリア発祥の取り組みです。
自然に還ることの難しいプラスチックごみの量は年々増加し
そのごみを海の生き物が餌と間違えて体内に取り込み、
さらにそれらを人間が摂取するという悪循環が発生し、今や大きな環境問題の一つとして取り上げられています。
この運動はオーストラリアのみならず
アメリカ、ニュージーランド、ヨーロッパ諸国、インド、日本等 約180ヶ国が支援しています。
活動内容としては、募金活動を始め、プラスチック使用量の削減を促すためのドキュメンタリー映画や講演、
海外ではカジュアルなパーティーも開かれているようです。
実は日本は1人当たりのプラスチック使用量はアメリカに次いで世界2位、
生産量をみても世界3位という誇れることの出来ないプラスチック大国です。
そんな私たち日本人こそ環境に配慮した、まさに省エネルギーへと繋げる生活を送らなければなりませんが、
未来の環境を考えた良心だけで 実際に募金や慈善活動を行動に起こせる方は少ないと思います。
そこで 私たちができるほんの小さなことを5つ挙げてみます。
〇買い物にはマイバッグを利用する
〇食品保存にはラップではなくタッパーを使う
〇昼食にはコンビニで済ますよりもお弁当を持参
〇ハンドソープにはディスペンサーよりも固形石鹸を使用する
〇ペットボトルよりタンブラーなどのマイボトルを利用
いかがでしょうか?
こうしてみていくと難しくないことばかりのように思います。
未来の環境やエコに繋がっていく様子は目で見る事ができませんが、
10年後に今よりどれだけ平均気温が上がっているか、
プラスチックごみの量はどのくらい変移しているか。
現在の小さな努力が未来の地球環境に大きく繋がっていくと思います。