階段の蹴込み板
第4,992回 設計の渡辺です。
前回のブログでは階段の種類についてご紹介しました。
今回はオープン階段ではない場合に、どんなことに気を付けたらいいのか?少しご紹介します。
箱型階段やひな段式階段の場合、蹴込み部分にクロスを張ったり、板を張ることがあります。
どんな素材を選ぶかで、見た目の印象・メンテナンス性なども変わってきます。
〈蹴込み部分に板を張らない場合〉
写真のように蹴込み部分をホワイトのクロスなどにすると、
踏み板の横のラインがアクセントとなり、すっきりとした印象に仕上がります。
注意する点として、上り下りの際に蹴込み部分に傷がついたり汚れが付くことがありますので
そのことも考慮に入れてご検討下さい。
〈蹴込み部分に板を張る場合〉
こちらの事例のように、蹴込み部分に踏板と同じ板を張ると、一体感が出て存在感のある階段の仕上がりとなります。
汚れや傷が目立ちにくく、メンテナンス性に優れています。
特に子どもさんやペットがいるお客様には、蹴込み板を付ける仕様をおススメしています。
蹴込み板をシナ合板にするなどして、見た目に変化を持たせることも出来ます。
階段も仕様によって印象が変わってきます。
いろいろな施工事例などをご覧になる際には、蹴込みがどんな仕上がりになっているか?
ぜひアンテナを張ってチェックしてみて下さいね。