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椅子の脚

第5,008回 設計の谷口です。

昨日の渡辺のブログでは、フィンランドの建築家、アルヴァ・アアルトがデザインしたSTOOL60をご紹介いたしました。

実は私の家にもこのスツールがあります。

ほら、右下の方にチラリと…(笑)

このスツール、2003年にフィンランドへ旅行をした際に現地で購入しました。

段ボールのパッケージにコンパクトに収まっていたので、これだったら旅の記念にもなるなぁと思い購入を決断しました。

こちらの写真はアシストオンのサイトから画像をお借りしました。(当時は青いパッケージだったような…)

(アシストオンはネット販売も行っている雑貨屋で私もよく利用します。商品がとても詳しく紹介されているのでぜひご覧下さい。)

ただひとつだけ、ユーザー目線からこのスツールの注意点を申しますと、踏み台として椅子の上に立った時に座面の端に体重がかかると転倒する恐れがございます。

これは3本脚の構造になっているので、しかたがない現象であり、むしろ使い手側の問題とも言えるかと思います。

気になる方は、4本脚のデザインも販売されていますのでそちらもご検討ください。

ちなみに、3本脚になっているからスツールとして軽く動かせますし、3点で床に接するので安定性が高いです。

そして、3本脚の名作と言えば、デンマークのデザイナー、アルネ・ヤコブセンがデザインしたアントチェアー(アリンコチェアー)が有名です。

このアントチェアーの光景で一番圧巻だったのは、金沢21世紀美術館でした。

これだけ並ぶと4本脚ではなく3本脚になっていることで全体の線の数が減り見た目にも美しいレクチャーホールでした。

アントチェアーもSTOOL60同様に、4本脚タイプもございます(むしろ4本脚の方が主流ですかね)。

ヤコブセンはたくさんの素敵な椅子をデザインしていますので、ぜひ検索してみて下さい。

 

今日のブログは、脚の数に着目してご紹介させていただきました。

ぜひ、インテリアショップなどで椅子の脚の数とその効果について、いろいろと体験されてみてはいかがでしょうか?

脚の数やデザインによって座り心地や使うシーンの多様性を感じたり、きっと椅子の奥深い世界へと足を踏み入れることになるはずです。

 

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