階段材
第5,031回 設計の木村です。
緊急事態宣言も解除され、全国的にも感染拡大が少し落ち着いてきていますね。
私も先日2回目のワクチン接種へ行ってきました。
副反応はやはり出てしまいましたが大事には至らなかったので安心しています。
お客様に安心して接していただけるよう、
エヌテックスタッフは10月3日現在までで半数以上が2回目のワクチン接種を終えています。
さて、これまでに公開されているブログで幾つか 階段 にまつわる記事
・「階段の蹴込み板」
・「階段のいろいろ。」
を掲載していますが、今回はその階段の材質について少しお話しします。
エヌテックでは標準仕様としてJパネルと呼ばれる杉の木を使用しています。
杉は木目が際たち、柔らかいので温かみが感じられ、
経年劣化によっても風合いを帯びて美しさを増す事が特徴です。
杉の他にも階段材として、桜を使用している例があります。
桜の木の特徴として、他の木と比べやや硬い材質で丈夫なので傷が目立ちにくいという利点があります。
また、硬い割にも感触が良く、木の温もりも感じられます。
こちらの写真は段鼻(だんばな)を無くした桜の木の階段です。
段鼻とは、踏み板の先の少し出っ張っている部分を指します。
この部分を無くすことで見た目がシンプルですっきりとし、空間にリズムが生まれます。
また、年を重ねた時に引っ掛かってしまうリスクを回避するという利点もあります。
一方で、人によっては登りづらいと感じる事もありますので注意が必要です。
これまでご紹介した桜の木を使用した階段は、
設計の谷口と広報の飯田の自邸のものです。
見学会は常時開催しておりますのでご興味がありましたらこちらよりお申込みの上、
是非体感していただけたらと思います。